「着物染色補正 貴伊和」の職人とパートナーが日々の出来事などをブツブツと・・・。
今日は久しぶりに反物のヤケ直しをしました。最近はめっきり少なくなったヤケ直し。ただうちに来ないだけなんだろうけど、京都に出していたり、仮絵羽から直さずに仕立てたりじゃ、こっちの職人が育たないと思うよ・・・。
ヤケ直しの仕事は、2~3日かかったり、半日で出来たりと幅が広いけど、今のしみ抜きの仕事もこのヤケ直しの修行が原点なんだ。
師匠は、前社の前に勤めてた所の若旦那で、京都の直し屋さんで10年丁稚奉公して身につけたものを僕らは教わったんだ。
僕より若い師匠だったけど、僕らが辞めて他で始めた後亡くなっちゃった。でも今職人として仕事が出来ているのは、師匠のおかげ。前社の経営者から学ぶものは10年つきあっても何一つなかったけれど、師匠に教わった技術は、今確実に活きている。
その技術は、前社にいた10年で僕らの技術として知られることはなく、経営者の評価となっていたけれど、今自分で始めたことによって、やっと職人の力として少しずつ知られてきていると思います。
厳しかった師匠の技術の基本とそのあとの10年で培ったものを、これから少しでも着物業界の役に立てていくこと、そして次の職人を育てることが、恩返しだと思って頑張りたい・・・。
今日は、そんなヤケ直しの日でした・・・。 (内容は4月3日です)
師匠は、前社の前に勤めてた所の若旦那で、京都の直し屋さんで10年丁稚奉公して身につけたものを僕らは教わったんだ。
僕より若い師匠だったけど、僕らが辞めて他で始めた後亡くなっちゃった。でも今職人として仕事が出来ているのは、師匠のおかげ。前社の経営者から学ぶものは10年つきあっても何一つなかったけれど、師匠に教わった技術は、今確実に活きている。
その技術は、前社にいた10年で僕らの技術として知られることはなく、経営者の評価となっていたけれど、今自分で始めたことによって、やっと職人の力として少しずつ知られてきていると思います。
厳しかった師匠の技術の基本とそのあとの10年で培ったものを、これから少しでも着物業界の役に立てていくこと、そして次の職人を育てることが、恩返しだと思って頑張りたい・・・。
今日は、そんなヤケ直しの日でした・・・。 (内容は4月3日です)
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